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投稿者: ウエスト
アクセス数: 454
投稿時間: 2011-12-26 17:47:11
日本への挑戦と言える~より高速の実験列車が完成、時速500km
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 2011年12月26日、新華ネットの報道によると、鉄道車両メーカー大手、南車四方股フン(にんべんに分)有限公司でこのほど、より高速の実験列車が完成した。これは我々中国が高速列車の将来性研究で一応の重要な成果を収めたことを示すもので、高速列車技術体系の整備に役立ち、高速鉄道分野でより大きな国際的発言権を持つようにするものである。同公司が25日、明らかにした。


 より高速の実験列車事業は科学技術省と鉄道省の手配の下、「第11次5カ年計画期(2006~10年)国家技術支援プロジェクト―共通基礎・システムインテグレーション」、「国家973計画(国家重点基礎研究)プロジェクト―時速500キロ高速列車重要力学研究」を拠り所とし、中国南車四方股フン有限公司を主体とし、国家高速列車組み立て技術研究センターの開放された研究プラットホームを基礎とし、産業界、大学、研究機関、ユーザーを結びつける形で、2年余りで難関を攻略し、先ごろ完成させることに成功した。

 実験列車はCRH380Aの革新成果を基礎とし、より高速の条件下での安全かつ信頼性のある運行を第一の目標とし、臨界速度、けん引能力を高め、抵抗力を下げることなどを巡って、システムインテグレート、先頭デザイン、車体と台車、けん引とブレーキシステムなどを全面的に刷新した。中国南車は列車の基幹技術の自主化と産業化を実現した。

 実験列車の車体は灰色で、中間に黒い帯と「CRH」のマークがあり、先頭は「宝刀を鞘から出した」形で、最後尾は「ロケット」型になっている。列車内をみると、1、2両目は実験設備・機器が搭載され、それに「空気動力学実験」、「けん引性能実験」、「ブレーキ性能実験」などと記されている。3両目の車内は総合システムになっており、すべての測定データと情報がここに集まり、評価が行われている。4、5両目は座席があり、現在のCRH380A列車の1等座席車両と似ている。6両目は「ロケット」型の最後尾となっている。

 技術担当者の説明によると、実験列車の実験速度は現在の北京―上海高速鉄道の実際の最高営業運転速度を上回り、11の大分類の実験を行う。列車には1100余りのリモートセンシング装置が搭載され、実験に使用されるリモートセンシング装置が545ある。研究者は列車の誕生から引退までの全過程で、高速運行状態で列車の安全、省エネ、乗客の快適性に影響を与える要素を研究する。

 実験列車は6両編成で、各車両とも電動車。列車の安全監視制御、故障診断などの人工知能化水準がより高いレベルに達している。リング型ネットワーク制御、風圧式ブレーキなどの新技術、炭素繊維、マグネシウム合金、新型ナノ防音などの新素材の応用に成功している。

 

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