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投稿者: ウェスト
アクセス数: 540
投稿時間: 2012-12-7 15:17:11
2014青島世界園芸博覧会
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人類と自然との調和と共生を総合的に伝え、生態・自然と園芸生活の理念を提唱し、グリーンを生命の基調とし、園芸を人類生態の創意を伝達する手段とする。これが国際園芸の世界で「オリンピック」という誉れ高い異称で呼ばれる世界園芸博覧会の魅力だ。青島市は2014年の世界園芸博の開催都市として、いま世界に向かって歩み始めた。

 青島世界園芸博は「暮らしを自然とともに」をテーマに掲げ、「世界の第1級、中国の最新流行、山東の地域色、青島ブランド」を目指して、20144月から10月にかけて、山東省青島市李滄区百果山森林公園で開催される。青島園芸博の園区エリアは山の風景を背景にして、園内には連綿と続く山並み、起伏が豊かな丘陵、雄大な岩石、澄み切ったダム湖、密生する針葉樹林、入り乱れる広葉樹林が点在し、これらすべてが明代の造園家が描いた「庭園はただ山林によってのみ優劣が決まる」という理念に合致し、青島園芸博の最も際立った特色になっている2014年青島園芸博の園区総面積は241㌶(2.41平方㌔)に達し、テーマ区と体験区という2つの部分からなっている。「グリーン世界の素晴らしさ」を計画の総合テーマとして、「グリーンの自然」「快適な生活」「世界の文明」「青島の未来」という4つの部分から構成される。計画によると、構造は「2本の軸と12の園区」に概括することができ、2本の軸は南北の「花街道の軸」と天水路に沿う「樹林街道の軸」のことだ。12の園区はテーマ区の「赤橙黄緑青藍紫」という7色の虹の色に因んだ7つのテーマ別のファンクション区と体験区の茶の香り園、農芸園、花卉園、百花園と山地園の5つファンクション区のことだ。

天女が花まく夢幻の境地

今回のテーマ区のモチーフは「天女が花をまき、7色のリボンが翻り、天に水、地に池」という夢幻の雰囲気をかもしだすことだ。テーマ区は園区の計画に込められた創意に満ちたテーマと展示コンテンツを示し、上海万博の総企画師を務めたスウェーデン皇室工程科学院院士、同済大学副学長の呉志強教授がデザインを担当し、陣頭に立って、テーマ区の全体計画の策定に取り組んでいる。

 青島園芸博の全体計画では「天女の花まき」「天水地池」「7色のリボン」という3つの特色が際立っている。「天女の花まき」の創意はロマンチックな中国の神話「7人の仙女が俗世に下りる」から発想している。山頂から園区全体を貫いて、メーンゲートまで2000㍍以上のバラ街道は天から地に繋がる通路を寓意し、これまでの園芸博史上で最も長い花のベルトだ。「山麓から山頂を仰ぎ見ると、絢爛豪華な花の道が山頂から流れ落ち、顔を撫でるような感じで、「天女の花まき」の意味にぴったりだ。「天水地池」は園内の天水路両側の水面の実情に合わせて設計されており、園区北部の水面は「天水」に、南部の水面は「地池」になぞらえられ、2つ水面の中間に青島の市花コウシンバラのテーマパビリオンができる。「7色のリボン」は園区全体を虹と同じ赤橙黄緑青藍紫の7色に分けられ、それぞれ、中国伝統文化の「日、金、木、水、火、土、月」が対応し、園芸博開業時には、週7日のテーマイベントのシンボルになる。また、園内の交通標識、日よけ、飾りなどの機能も兼ねている。園区の水の景観プロジェクトは畢家河上流ダムと百果山が現在保持している水資源を十分に利用し、大規模なパフォーマンス型の水の景観、中•小型の観賞型の水の景観、自然の水の景観あるいはファンクション型の水の景観という3種類の景観を構想し、うねうねと続く連峰に一筆加えて、「山は黒々、水は青々」という園芸博の素晴らしい景観を描き出す。

青島でさらに進む国際化

世界の庭園、園芸の趨勢と園区の総合的な計画によると、青島園芸博は基本的に、ユーラシアを主とし、米州、オセアニアを従とし、大国と花卉強国を主とし、文化的な特色を持つ国を従とする国際的な誘致目標を確定した。青島園芸博の国際園区には36の展示園が設けられ、すでに日本、タイ、フランス、ドイツ、ロシア、英国、ウクライナなど各国から10都市の出展が確認されている。

今回、多くの面で世界に先駆けた刷新が行われる。例えば、メーン園区では、初めて全ての建築物の屋上が緑化され、すべてのブルートゥース(近距離無線技術規格)などの無線ネットワークの全面被覆、指標システムの一体化、世界一の美しい園芸実験区、世界最大の山体噴水の景観などを実現する。2013年には、百花繚乱の異国庭園文化が園内にその容姿を現し、50余種の花々が「天女の花まき」を演じる予定だ。

  

 2014世界園芸博は青島にとって、2008年に成功させた北京五輪ヨットレースに次ぐ国際的なスーパーイベントであり、1200万人の来場者を見込んでいる。目下、園芸博の各プロジェクトの準備作業が全体計画の進ちょく状況に合わせて推進されており、青島は全市を挙げて、各界の知恵を結集し、園芸博を特色に富み、創意に満ちた心に残る大会にすべく、全力を傾けている。2014年青島世界園芸博覧会は世界に驚きと喜びをもたらし、大きな精神的な財産と、人類と自然との調和と共生という素晴らしい環境を残すだろう。

青島園芸博のマークは「七彩花芸」の名を持ち、全体は甲骨文字の「芸」の字をイメージしており、そこにてん刻印章の「中国青島」の4文字が配置されるなど、中国の文化的特色をよく表している。

マスコットの名前は「青青」。波をかたどった姿は全身がブルーで、青島と大海の密接な関係を象徴している。

 

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