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天候不良のため上海浦東国際空港に着陸できなかったカタール航空機が燃料切れ寸前となったため、「MAYDAY(=緊急事態)」を宣言し、上海虹橋国際空港に緊急着陸しようとしました。ところが、前方を飛行中の吉祥航空機が管制官の指示を無視、結局、カタール航空機を先に着陸させなかったといいます。 吉祥航空機は管制官に「こちらもあと4分しかもたない」と説明していましたが、着陸後の検査で、実は1時間飛行可能な燃料が残されていたことが分かりました。両機は約4分違いで着陸しましたが、一歩間違えば衝突の危険もあったというのです。現在、民航当局がこの問題について調査を行っています。 中国政法大学航空・空間法研究センターの張起淮(ジャン・チージュン)研究員によると、吉祥航空機の機長が虚偽の説明をして管制官の指示を無視していた場合、「重大責任事故罪」または「危害公共安全罪」にあたり、最高で死刑になる可能性もあるといいます。
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