ラサはヤルツァンボ川の支流ラサ川の右岸にあり、自治区のほぼ中央部に位置する海抜3600メートルの高原都市です。日照時間が長いことから、「太陽の町」との別称があります。自治区政教の中心たるポタラ宮、黄帽派のレボン、セラ、ガンデンの三大寺がそれぞれ西.北.東郊外に分布して、市の中心部には、大昭寺、新華書店、ラサ飯店、清真寺などがあります。大昭寺を一周する道パルコルはチベット一の繁華街となっており、道路の両側には商店や露店が立ち並んでいます。この道を一周すると、ラサ市内のすべての仏像、寺院、経蔵をめぐったことになるとされ、巡礼者が慣例に従って右回りにこの道を回る姿が見かけられます。ネパール族、回族、漢族が商業区を形成し、毛皮.茶.麝香.塩.金.生薬等を交易します。仏像.仏具.木版印刷の伝統工業のほか、製鋼.機械.セメント工業があります。西寧、雅安、カシュガルなどと連接する道路があり、チベット族自治区交通の中心ともなっています。 |