概況: |
香積寺は西安市の南、約17キロの神禾原にあります。仏教の浄土宗二世の善導法師を祭るために建てられ、境内に善導法師の舎利塔があります。香積寺は浄土宗の発祥地とされています。「天竺に衆香の国があり、仏の名は香積なり」ということから、香積寺と名付けられました。善導法師を香積仏と比喩しました。 北宋の時代、「開利寺」と改称し、境内の当時の建物がほとんど倒れてしまいましたが、善導法師の舎利塔しか聳えていません。煉瓦造りで、高さ33メートルです。以前は13階で、時代とともに風化し、今の11階になりました。塔の周り12個の仏はまだ存在し、その彫刻が精致です。 日本の浄土宗の始祖は法然上人で、善導法師に仏法を受け、浄土宗を日本に伝え発揚しました。ですから、香積寺も日本浄土宗の祖庭です。近年、塔と寺が修繕されました。日本の友人から贈られた善導法師像が新しい殿堂に置かれましたので、香積寺は浄土宗の祖庭としているだけではなくて、中日友好の紐だとも言えるでしょう。 |
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