概況: |
党家村は中国現存明清建築群の代表の一つで「小北京」と称されています。村は陝西省韓城東北にあります。市区まで9キロ離れており東は黄河まで3.5キロ、西は108国道まで1.5キロ、位置している場所が瓢箪のような形から「党屹労(キツロウ)」とも呼ばれています。現在主な家系は党と賈二大家系で320の家族が住んでいます。元時代至順二年(西暦1331年)党系の始祖党恕軒(トウジョケン)が始めてここに家を作った時から今日まで676年も経っています。元の末賈系の始祖賈伯通が山西省から引越ししてきて、最初は県城、賈村などのところに住んでいましたが、明の嘉靖四年(西暦1525年)党と賈二大家系が婚姻により、賈系も党家村に定住するようになりました。 清時代の初期、党と賈二大家系が商売経営で大成功をおさめ、百年くらいも続く住宅営造が始まりました。清の咸豊まで祠堂、廟、文星閣などの建物の揃った「四合院」何十院も作られたのです。 その子孫たちが代々住んできたため、党家村明清風格の建物をそのまま守ることができました。1991年日本九州大学青木正夫教授が来訪し、その後「党家村」という著作を出したことにより党家村の知名度が高まりました。 現在でも党家村の人々は祖先と同じように生活労作し、情熱一杯で国内外の観光客を迎えています。 |
|