概況: |
褒斜桟道は南口が「褒谷」、北口は「斜谷」で、谷に沿っていることから、この名を得ました。中国古代の関中と漢中を繋げる桟道で、全長250キロです。古代は行軍の必ず通らねばならない道でもあるし、旅商いの重要な道でもありました。褒斜桟道は古代人民の知恵が表れ、中原と西南地区の交流と発展を促しました。中国古代交通史において重要な位置を占めています。 石門は褒斜桟道の南端、「小石門」とも呼ばれ、戦国時代、褒斜桟道のために掘り開かれ、世界においても最も古い人工トンネルで、古代交通史の宝物であります。石門内と石門南北の断崖間に、漢魏から明清までの摩崖石刻がありましたが、1969年、ダムを建築するため、石刻が完全無欠で切断され、今は漢中市博物館で保存されていて、文学、歴史と書法の研究に価値を持っていることから「石門十三品」と呼ばれています。 |
|